食に本気な大人のための「鴨ネギの会」

生産者と消費者とお店をつなぐ楽しい大人のコミュニティー

新潟、夏の定番2021茄子②「笹神なす」

皆様(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡

鴨ネギ広報部、ヨシコです。

 

前回からの続きで茄子のことを。

 

今回は幻と言われている「笹神なす」をご紹介します。

笹神(ささがみ)なすは、新潟県阿賀野市の笹神地区の伝統野菜です。

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茄子にしては珍しい緑黄色の表面

姿は丸なすのようにぽてっとしています。

 

この笹神なすのことを数年前に知った時から、その時執筆してた新潟のローカルWEBマガジンで紹介したいとずっと思っていて、でも忙しさを理由にあたためすぎてしまってその機を逃してしまったとゆー(すいません)

 

はい。ではさっそく、この茄子のことについてお話しますね。

 

笹神なすは昭和初期以前から栽培されていました。

しかし、病気になりやすかったり、鋭いトゲがあったりで、他のナスよりも栽培しにくく、いつの間にか市場から姿を消してしまいました。

自家用として、ごく一部の、地元の農家で作られるのみになってしまったんです。

しかし、しかし……

時は流れ、この美味しい茄子をまた復活させるべく、JAと農家さんが「笹神なす向上委員会」を立ち上げました。

 

現在、9軒の(9軒しか)農家さんが栽培に取り組み、普及活動も8年が経ちました。

知名度もどんどん上がって全国放送の番組や雑誌等のメディアにも登場するほどに!!

 

ともあれ、この茄子は前述したとおり、病気になりやすく、鋭いトゲがあるほか、

一般的な茄子よりも背丈が低いため毎日1~2時間腰をかがめながらの収穫作業になるそうです。

さらに収穫後はクッション材をしいたコンテナに一つずつ丁寧に並べて運び、販売の際は個包装にするなどし、傷つかないよう常に細心の注意を払っていて、出荷するまでとても手がかかります。

 

現にこのようにして販売されてました↓↓↓

 

なので、他の茄子よりは少々お高め(あしからず)

 

茄子自体の特徴は……

身が締まっていているので煮崩れしにくく、風味に癖がないので炒め物、煮物、汁物、漬物……など様々な料理に使えるそうです。

それでもイチオシは「焼き」ということでしたので、

私はステーキにしてみました。

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ジューシーでとっても美味しかったですよ!

立派なメインになりました。

 

皆様もぜひ幻の茄子「笹神なす」をお試し下さいませ!

 

他にも、新潟には美味しい茄子がたくさんありますので、それはまた今度の機会(来年の夏?)に、ご紹介できたらいいなぁと思います。

 

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

美味しい夏野菜を食べて暑さを吹き飛ばしましょうね!!