皆様(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡
鴨ネギ広報部、ヨシコです。
ジャガイモの話、今回で6回目…
(本当は全5回で、6回目は番外編的なレシピ紹介にするつもりでいました)
長くなってすみません。
でも、やっぱりどうしても前回お話しした通り、ロシアのジャガイモ事情に触れておかねばと思い、ロシア編をサッといっちゃいたいと思います。
まずは復習から。
ランキング上位を独占していたロシア・ソ連のジャガイモの事情はどうだったのか?というところからです。
はい、ランキングももう一度↓
1.ベラルーシ 173.0
2.キルギスタン 140.6
3.ウクライナ 140.3
4.ラトビア 139.8
5.ポーランド 130.1
6.ロシア 125.6
記事はこちらから↓
ロシアにジャガイモが入ってきたのは、ロシアの皇帝ピョートル大帝(ピョートル1世)が 種芋を取り寄せたという説をはじめ、諸説ありますが、
先に紹介したヨーロッパと同じように、宗教上の迷信等でジャガイモの普及には時間がかかりました。
そして、これまたヨーロッパと同じように「飢餓」という状況の中で徐々に普及していくことになります(1800年代になってから)
代表的なところでいうと、
1825年、デカブリストの乱において、シベリアでジャガイモが根づきます。
1842年にはウラル県をはじめとする地域で、ジャガイモの作付けを拒否するという「ジャガイモ一揆」が勃発。死者すら出す代償を払い、作付面積を大幅に伸ばすことに成功します。
第二次世界大戦時にはモスクワ市民に対し、郊外に0.2ヘクタールの土地を追加支給し、ジャガイモを植えて戦時中の飢えを凌ぎました。
そして、
1992年ソビエト連邦崩壊時。
エリツィン大統領のロシア政府は価格自由化などを導入して市場経済化をはかるという改革を開始。
物価が20倍以上になり、市場は混沌。
この時も市民はジャガイモを植えて収穫することで、この時を凌いだといわれています。
ランキング上位4つの国は、崩壊時に独立した国々ばかりですね。
( ゚Д゚)救世主ジャガイモ!!
超ざっくりな説明になってしまいましたが、ロシアでも凶作の都度、ジャガイモが大活躍していた…ということでございます。
こんなに長くなってしまったジャガイモの歴史。
っていうか、日本の歴史とジャガイモは?ってところですが、
それはまたいつか書きたいと思います。
参考:ジャガイモの世界史~歴史を動かした「貧者のパン」
伊藤章治著/中公新書
本当に長々とお付き合い頂きありがとうございました!
私は書いていて楽しかったです( *´艸`)
次回は番外編で、志村さんから頂いたジャガイモを使って作ったおすすめレシピを紹介したいと思います。