皆様こんにちわ(●´ω`●)ノ
鴨ネギ広報部、ヨシコです。
予告通り、今回から数回にわたりジャガイモのお話しをさせていただきたいと思います。
なんでいきなりジャガイモの話?と、思った方は前回の記事「ジャガイモの話①」からご覧ください。
ジャガイモの学名はソラヌム・トゥベロースム。
ナス科の多年草で、原産地は南米ペルーの標高4000m前後の高地です。
西暦500年ころには人の手による栽培化がはじまったと言われており、(歴史については後述します)麦、米、トウモロコシと並び「世界4大作物」の一つです。
まず最初に、ジャガイモの栄養価について、私たちが日本人が一番口にしている「米」と比較してみましょう(ジャガイモを100とした時の相対値)
【米】
エネルギー:168㎉
タンパク質:2.5g
炭水化物:37.1g
カリウム:29mg
ビタミンC:0mg
食物繊維:0.3g
【ジャガイモ】
エネルギー:84㎉
タンパク質:1.5g
炭水化物:19.7g
カリウム:330mg
ビタミンC:15g
食物繊維:1.8g
カロリーこそおよばないものの、ビタミンや食物繊維が豊富で栄養価が高いことがわかります。
ダイエット中なら、米を主食にするよりジャガイモを主食にした方が良い?くらいです。
なぜなら、
確かにジャガイモには19.7gの炭水化物があり、血糖値を上げやすい食材と言われておりますが、ジャガイモの皮の近くには糖質の吸収をおさえる働きがあるクロロゲン酸が豊富に含まれています。
これにより、逆に糖尿病の予防に効果があると言われています。
(皮ごと食べるのがおすすめ)
また、
前述したように、ビタミンが豊富で、これはりんごの8倍もの量なのです!!
カリウムも豊富と書きました。
で、まとめるとジャガイモには下記のような効能があります。
・代謝を上げる
・高血圧を防ぐ
・腸内環境を整える
・糖尿病を防ぐ
・免疫力を高める
・視力回復
など。
( ゚Д゚)恐るべしジャガイモ!!
しかも、ジャガイモのすごいところは、こんな高性能でありながら寒冷地や痩せた土地でもたくましく育つこと!!←ここ、超重要。
例えば、日本のように南北に長い国ならば二期作も可能です。
長崎県をはじめとする西南暖地では年2回の栽培がおこなわれています。
故に、ジャガイモは長い歴史の中で「貧者のパン」と呼ばれ、食糧問題に大きく貢献してきました。
それは飽食の現代においてもかわっておりません。
冗談と思うかもしれませんが、
2008年(平成20年)は国連の「国際ジャガイモ年」でございます。
発展途上国における食糧としてのジャガイモの重要性についての、認識を高めることを目的として2005年に採択されました。
国際ジャガイモ会議など開催されているんですよ!
( ゚Д゚)恐るべしジャガイモ!!
って、今回は志村さんが書いてた記事の補足のような形になってしまいましたが、もう一つ付け加えるならば、
記事の最後に登場していたジャガイモの種イモは指定種苗制度に基づき独立行政法人種苗管理センターによって厳重に管理されています。
なぜなら、そんなすごいジャガイモの唯一の弱点が
「病気に弱い」
この弱点により、様々なジャガイモドラマを生み出すのですが。。。
それはまた、次回からのお話になります。
ジャガイモの話②、お付き合いいただきありがとうございました。