食に本気な大人のための「鴨ネギの会」

生産者と消費者とお店をつなぐ楽しい大人のコミュニティー

鴨ネギの会がオススメする酒器レポ①【干支ぐい呑】

皆さま(o´ノωノ`o)コンニチ…ヽ(o´・∀・`o)ノワァ♪

鴨ネギ広報部、ヨシコです。

 

前回のレポで「酒の陣」どうなる?!って書いた矢先に中止のニュース。

他、ギブミーチョコレートのイベントや4月予定の醸し祭りなど…続々お酒関係のイベント中止であわあわ(゜ロ゜)

そんな今日、この頃でございます。

 

さてさて。

先月の2月8日に行われた「第72回鴨ネギの回居酒屋防衛軍」

テーマは「熟成酒と酒器」というとこで、一年熟成の「壱醸 雷」「笹祝 大吟醸」「大洋盛 純米大吟醸」を「能作」で飲む(志村さんのFB投稿より)

。。。ということでしたが、

ん?「能作」ってなに?

って思った方もいらっしゃったのではないでしょうか?

 

ということで!

こちらで詳しく解説していきたいと思います。

 

「能作」は、富山県高岡市にあります㈱能作が製作する※「鋳物」です。

※「鋳物」とは、高温で溶かした金属を冷やして固めた製品。

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その歴史は古く、紀元前3千年ころメソポタミアで生まれたといわれています。

エジプトの古代壁画には、鋳物の扉を作る絵が残っているそうです。

で、日本に鋳物の技が伝わったのが紀元前400年ごろ。

皆さまよくご存知の「奈良の大仏」は世界最大の鋳物の仏像です。

 

鋳物の技術は仏像や仏壇に使われる…ような、どちらかというと古いイメージもあるかもしれませんが、実は「蛇口」や「デジカメ」、「ETCゲート」や「マンホール」、車のエンジンやブレーキ、ホイールなど…今も私たちの身近なところに、いくつもあるんですよ!

また、近年では、日本食と共に日本文化にも世界から目を向けられ、鋳物も評価をうけています。

 

と、ここまで「鋳物」の歴史。

 

富山県高岡市は、1609年に開町。

すぐ2年後の1611年、藩主・前田利長が産業を振興させるべく、鋳物師を招きました。そしていつしか「鋳物のまち」として知られるようになり、400年経った今も生産は国内トップシェアです。

 

そんな鋳物のまちで、㈱能作は仏具を製造する工場として1916年に創業しました。

100年以上歴史のなかで継承してきた技術に、時代を反映させた感性を融合させ、新しいものづくりにチャレンジしている会社です。

 

現在、能作の主力商品は錫100%の食器。

食器を求めるお客様の声に応えるべく、作り始めたそうなのですが、錫はとても柔らかい金属で、形状によっては手でも曲げられます。

なので、通常は硬度を持たせるために他金属を加えて加工するそうなのですが、能作は100%錫で製品を作っているんです。

 

www.nousaku.co.jp

はい。そんな錫100%の能作の製品。

鴨ネギの会がオススメするのは、この能作の「酒器」ということでした。

 

長くなりましたので、実際の酒器については次回ヽ(*´∀`)ノ

本日もありがとうございました。