食に本気な大人のための「鴨ネギの会」

生産者と消費者とお店をつなぐ楽しい大人のコミュニティー

明けましておめでとうございま酒(しゅ)!

あーけーまーしーてー

おめでとう(^▽^)ございまーす♪

鴨ネギ広報部、ヨシコです。

 

え?明けましておめでとう?まだ7月だよ?!

いえいえ。

間違えてません!明けましておめでとうでございます!

 

確かに、今日は(公開日)7月3日。

2019年上半期が終わって折り返し地点にきたところですが……

 

清酒業界等で使用される「酒造年度」では、7月1日が一年の始まりなのです!

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酒造年度とは酒税法に定められた酒造りの年度のこと。

7月から翌6月までで「Brewery Year」略して「BY」と表します。

よく、お酒のラベルなんかにH30BYとかって書いてあるのみたりしませんか?

それはつまり、平成30年7月1日以降に仕込んだお酒ですよ!ってことなんですね。

 

1896年の酒造税法(現・酒税法)で10月1日から翌9月30日と定められていたんだけど、酒造りの多くが10月頃から始まるため、暦年や会計年度を基準にすると製造期の途中で年度が変わることになり、税務監査や製造計画を立てるのに不便だったんだって!

 

そこで、1965年より現在の期間に改正されたのだとか。

 

酒造年度が7月始まりで、日本酒の日が10月1日っていうのは、もともとの酒造年度が10月1日からだった…という理由もあるようですね。

 

ということで!

7月1日は新年の始まりでございます。

酒蔵の皆さまは、酒造りの由縁ある神社にお参りにいったりするのかな??

ちなみに、新潟市中央区にあります白山神社には松尾神社があります。

松尾神社は京都の松尾大社の御分霊。


そして松尾大社といえば、同じく京都の梅宮大社、奈良の大神神社とならぶ日本三大酒神社の一つ!


こちらの松尾神社の御祭神オオヤマイクノカミは、出雲神話に登場する大蛇ヤマタノオロチに酒を飲ませて退治したスサノオノミコトのお孫さんなんですよ!


ですので美と芸事のご利益の他、醸造の神様として地酒王国新潟にとっては大事な神様なんですねぇ♥

 

日本酒好きの皆さま、お近くに来た際は参拝してみてはいかがでしょうか?

 

それから、もう一つ。

にいがた美醸が企画・販売した「蔵男・蔵女カレンダー」は蔵人にフォーカスを当てたカレンダーで、始まりがこの酒造年度に合わせて7月始まりなんです。

ぽん酒館等で販売していますので、こちらもぜひに。

あ、吉川酒店さんにも入隊しております。

 

私もさっそく買って中身を見ましたが、普段は見ることができない、蔵人たちの美しく&カッコイイ、そして思わずクスっと笑ってしまうような姿が満載です!

 

7月はこのカレンダーを眺めながら、新年をお祝いしてみてはいかがでしょうか?